ネットショップのお客様はパソコンやスマートフォン越しで得られる情報だけに頼らざるを得ず、スタッフと直接顔を合わせてやりとりすることもないため様々な不安を抱えています。ネットショップではお客様の不安を解消するための工夫や気遣いが求められます。お客様のことを親身になって考え、お客様が抱えている不安をとことん解消すること、ショッピングの楽しさを演出すること、商売にとってもっとも大切な信用を獲得すること。これが、ネットショップの「おもてなし」です。
接客に手間をかけずにできるだけ合理的に売上を上げるというスタンスのネットショップが成功する時代は過ぎ去りました。接客面でハンデのあるネットショップだからこそ「おもてなし」がより重要であり、「おもてなし」を徹底することでリアルショップ以上の価値あるサービスを提供することも可能になります。
ネットショップの顧客を増やすためには、「集客→参客→接客→増客」というサイクルにしたがってネットショップのおもてなしを実践することになります。
ただし、この4つのサイクルすべてが接客(=おもてなし)ともいえるため、3番目の接客は狭義の接客となります。以下ではそれぞれのサイクルのポイントを解説します。
一般に、ネットショップの売り上げは、
という計算式によって求められます。したがって、ネットショップの売り上げを増やすにはアクセス数を増やすことが大前提です。ネットショップを訪れるお客様を増やす仕掛けが集客です。
集客のためには検索エンジンや出店モールにおいて、検察結果の上位に表示される必要があります。そのためには、あなたのショップにやってくるお客様が実際に入力しているキーワードを探す必要があります。言い換えると、お客さんが何を求めて商品を買っているのかを把握した上で、キャッチコピーや商品の紹介の仕方を工夫する必要があります。フォースターにはキーワード分析と、分析結果を集客へつなげる仕組みづくりの経験とノウハウがあります。
顧客を増やすサイクルにおいて、集客に続くプロセスは参客です。これは、ネットショップに訪れたお客様に、何らかのアクションを起こしてもらう、参加してもらうという意味です。繰り返しになりますが、お客様にとってネットショップでの買い物は、リアルショップに比べて心理的ハードルが高いという事実があります。この心理的ハードルを越えない限り、お客様は注文ボタンをクリックしてくれません。この心理的ハードルを越えていただくためのしかけが参客です。
参客のためには、買い物するつもりはないお客様もついクリックしたくなるようなショップづくりを目指す必要があります。コンテンツを充実させることでお客様の滞在時間を延ばす、店舗や商品に関する情報を十分に提供する、イベントを開催する、メールやメールマガジンを通じてショップとお客様をつなぐなど、お客様目線で様々なしかけを作る必要があります。
参客の後に続くプロセスは(狭義の)接客です。たくさんのお客様でにぎわい、はやっている雰囲気、人がそこにいる感じのことを「ひと気」と呼びます。ネットショップでは「ひと気」の演出が大きな意味を持ちます。「人がそこにいる」「みんな買っている」という事実がお客様を安心させるからです。また、お客様の購入意欲を萎えさせることなく注文まで誘導できるような回遊性の高いサイトレイアウトも目指す必要があります。メール中心の接客だけでなく、サイトの入り口からページのつくり、買い物かごの中、マイページの作り、商品や同梱物までのすべてが接客です。また、商品購入後のフォローメールやフォローのはがき、誕生日メールなども接客の具体例です。
最後のプロセスである増客は、文字通り、お客様を増やすための仕掛けです。リピート率を高める方法としては、2回目の購入を促す、イベントを行う、VIP購入企画を立てるなど様々考えられます。グルメなら、目標リピート率は50%、ファッション、インテリア雑貨では30%がひとつの目安。このリピート率が高ければ高いほどネットショップとして展開が楽になります。ネット自体が浮気されやすい・比較されやすい文化であるため、100%のリピート率は不可能です。しかし、いかに浮気されずにショップのファンになってもらうか、これが勝負の分かれ道です。
検索エンジンだけでなくダイレクトやリファラ―、各種広告、アドネットワーク、リアル店舗、ニュース、プレリリース、DM、デジタルサイネージなど、お客様とのタッチポイントが多様化している中でアクセス数を増やすためには、それぞれのタッチポイントに対応したおもてなし集客が必要です。
最近はオムニチャネル時代で人で売ることが多くなりましたが、基本的には Webサイトをしっかり作りこむ必要があります。最低限のユーザビリティを無視してはいけません。パソコンやタブレット、スマートフォンなどデバイスも多様化しているため、それぞれに対応する必要もあります。
SNS もまた重要な集客ツールとなっています。最終的に購入に至る直前で SNS をチェックする人は日本で 47%、中国ではなんと 95%になっています。透明性が高くなり、行間を読めるようにユーザーが育っているため、嘘やバイアスがかかった記事はバレてしまいます。誠実さが大事な時代になっています。
集客のために広告を購入することも多くなりますが、最低限の分析もできずに同じ広告をズルズルと買っている場合も多くなっています。集客においてデータ収集はボトルネックになりがちです。アクセス数を増やすためには、集計データを観察して集客をブラッシュアップし続ける必要があります。
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