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大規模Eコマース トラフィックをどうさばくか?

投稿日:2014年4月14日 更新日:

 

大規模Eコマース トラフィックをどうさばくか?

トラフィックがそんなに無い中小零細のネットショップ
EC企業の場合には、トラフィックをどうさばくかを
考えることはないと思います。

しかしながら、100MBを超すようなトラフィックが瞬間的にでも
発生するようなECサイトであれば、ネットワークやサーバの構成
キャリアも含めて考える必要があります。

キャリアは信用されていますから
細かいパケットロスまで見ていないかもしれませんが
実際には、パケットロスが発生しています。

大規模Eコマースを考えると、このパケットロスのチェックが
できるように監視しておく必要があります。

余談ですが、ネットワークを共有したり、回線を共有して
サービスを行うのは、大規模Eコマースの場合、検証しにくくなりますので、できる限り独自のネットワークで組むことをオススメします。

また、無料のOSやミドルウェア、プログラムもたくさんありますが、
どこまで自社のポリシーに沿うかもチェックして置かなければなりません。
出来上がってみたら、オープンソースの塊だった・・・は
今のセキュリティ状況を考えてみたら、あり得ない話です。

 

さて、Eコマースの場合、アクセスしてから買い物終了までの
セッションが非常に多くかつ長いため、この処理について
当然ながら、ロードバランサーを使用しサーバ等の冗長化を行います。

見落としがちなのは、電源の冗長化やサーバの設置の仕方です。急激に大きくなっていくEコマースサイトの場合には、
このあたり慎重にしておきたいものです。

最近では、クラウドで行うことも多いのですが、
いったん契約のレベルを上げると、後には戻れなかったり
そもそもセキュリティはどうするのかを自社のポリシーに沿って
考えておく必要があります。

サーバが多くなってくると、プログラム配信サーバをどうするか
OSやミドルウェアの頻繁にあるアップデートをどうするかなど
保守に関連することも頭が痛いところです。

大容量のトラフィックをさばく上で、そもそもネットワーク機器が
どんなスペックなのかを知って置かなければなりません。
TVのようなメディアは、電波を発信して、それを受けるテレビが
あるから、電波を受けるテレビを増やせば増やすほど、TV媒体を
見ることが出来る人が増えます。

しかし、Webの場合には、ネットワーク機器(ファイヤーウォールやルータなど)の転送速度やシステムスループットが影響します。必ずメーカーや代理店と話をしてチェックして置かなければなりません。

簡単にいえば、ネットワーク機器はゲートがあり
このゲートをくぐれる人数が決まっていると言えます。
古いネットワーク機器を使っていると、このゲートをくぐれる
人数が少ないので、サーバに到達するまでにネットワーク機器が
落ちてしまうことがあります。

これは、安全性のために機器を守るために落とします。
サーバも同様で、例えばOSに危険が迫ったりすると
サーバを落とすような設計になっています。

よくアクセスがたくさんあって、サイトが見られない状態に
なった場合、どこに原因があるかをしっかりシステム開発会社やネットワーク会社などの関係者と話をしたほうがいいです。
単に、サーバを増強しただけでは、意味が無いことが多いのです。サーバを増やせば、何とかなるのはほとんどの場合意味がありません。

ネットワーク全体がどうなっているか、OSのチューニング
SQLのチューニング、プログラム自体の改善など
今後の状況を見ながら、暫定対策や恒久対策を取っていきます。

今は、Eコマースが成長段階なので、キャリア側やハードメーカー側も
積極的に応援してくれる可能性が高いです。
一緒に成長できるようなスキームが組めるようになる提案を
ぜひ行ってみてください。

大規模Eコマースについて、特にシステム設計やネットワーク設計については、少しずつお話ができればと思います。

川連一豊

 

 

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